ガソリンスタンド車検と他の業者を比較
数年に一度の車検費用は維持費の中でも大きな出費ですよね。安いガソリンスタンドの車検を利用すれば出費を抑えられるかも。ガソリンスタンドでの車検の特徴や上手に利用するためのコツ、ガソリンスタンドに車検を依頼するよりもお得に新車に乗り換える方法を紹介します。
【ガソリンスタンド車検のポイント】
・費用相場は60,000〜80,000円
・安いが店舗によってサービスの質が違うため注意
・車検前に車を乗り換えるのもおすすめ
ひと昔のガソリンスタンドは、給油をメインだったのが最近では整備工場を備えていたり、国家整備士を配置したりと、車検を受けられるガソリンスタンドがほとんど。給油のついでに車検の見積もりから予約まででき、手軽に車検を受けられるのが特徴です。 中には24時間、車検の受付をしている店舗もあり、昼間に時間を確保できない方にとっても利用しやすい車検業者です。
ガソリンスタンド車検がどれだけ費用を抑えられるか！？
車両重量が1〜1.5tで5ナンバーの「シエンタ」や「フィット」などの自家用乗用車を継続車検に出す場合を例に徹底比較。車検には法定費用と車検基本料がかかります。
①法定費用→車検時にどの業者を利用しても料金が変わらない費用。自動車重量税・自賠責保険料・検査手数料の総額の事。
例）車体重量が1〜1.5tで5ナンバーの自家用乗用車の法定費用の自動車重量税 24,600円
自賠責保険料 20,010円
検査手数料 1,700円
総額46,310円がかかるものとしています。
②車検基本料→車検業者によって金額が異なり、ガソリンスタンドの車検はディーラーや整備工場よりも安い金額が設定されています。法定費用と車検基本料の総額を比較してみるとディーラーや整備工場よりも、車検費用の総額を約5,000円〜90,000円ほど安くなる目安です。
ガソリンスタンド最大のメリット費用を安く抑えられることです。ではなぜ安く抑えられるかというとガソリンスタンドでの車検は、車検合格に必要な点検や部品交換を最低限に抑えているためです。ディーラーや整備工場での車検では、車検に直接関係しない点検や消耗品などを事前に交換することで、より安全性は保てれていますが、その分費用がかかります。
車検を受ける所によって費用や点検内容は違う為、費用を抑えたい人にとってはガソリンスタンド車検は最適と言えます。
ガソリンスタンドは家の近くやいつも通っている場所なので、気軽に車検を受けられるのもメリットです。給油のついでに予約や見積もりをお願いできるので、利便性が高く、効率良く車検の準備をすることができます。また通い慣れた場所であれば、気軽に車検に関する相談もできるでしょう。 ディーラーや整備工場に相談するのはハードルが高いと思っている方にとって、ガソリンスタンドは利用しやすい車検業者といえます。
ガソリンスタンドの中には24時間365日営業している店舗もあり、受付スタッフがいればいつでも車検の予約や見積もりの依頼ができるのもメリットです。平日の日中に時間が取りにくい方にとっては使いやすい車検業者といえます。最近ではインターネットで24時間予約を受け付けている店舗もあり、近くのガソリンスタンドが24時間営業していない場合にはネット予約も検討してみるといいでしょう。なお、24時間営業のガソリンスタンドは受付けの対応を24時間行っていますが、車検の整備を24時間しているわけではありません。車検実施日は車検の予約後に設定されます。希望日に車検を終わらせたいのであれば、早めの予約が必要です。
ガソリンスタンドで車検を受けると、ガソリンの割引や洗車サービスなどの特典が用意されているケースが多いです。
ガソリンスタンド車検のデメリット
ガソリンスタンドは給油をメインに行う場所。車検においては最低限の点検や整備を行うだけの人員と設備を用意しているケースがあり、整備やサービスの質が店舗ごとに異なります。ガソリンスタンドごとに整備やサービスに差があります。
ガソリンスタンドの中には、地方運輸局長から指定工場の認証を受けた工場が併設された店舗があり、指定工場は民間車検場とも呼ばれ、整備した車を検査のために陸運支局などに持ち込む必要が無いため、そのため店舗内で車検を完結することができます。指定工場の認証を受けたガソリンスタンドであれば、最短で1日で車検を終わらせることが可能ですが、店舗で車検を受け付け、別の場所で整備と検査を行うガソリンスタンドでは、別の工場や店舗などに車を移動させる必要があるため、車検に日数がかかってしまいます。ディーラー車検や整備工場のように営業所内で整備点検を行う車検業者に比べると、日数がかかることがあります。どれくらいの日数がかかるか事前確認が必要です。
ディーラーや整備工場の車検であれば代車を借りることができるケースが多く、車検期間中も車を利用することができます。しかしガソリンスタンドの車検の場合、代車の用意がない店舗が多い傾向があります。車検中に代車が必要な方は、代車の有無を事前に確認しておくといいでしょう。
ガソリンスタンド車検を受ける際の流れ
〈ガソリンスタンド車検を受ける際の流れ〉
1. 車検の見積もりを依頼する
2. 見積もり額を確認する
3. 車検を予約する
4. 予約日に入庫、受付をする
5. 車検を実施する
6. 車を引き取る
・入庫する際は手続きのため、車検証、自賠責保険証、自動車税（軽自動車税）種別割納税証明書、車検費用、印鑑が必要ですので、事前にガソリンスタンドで確認し準備しておくといいでしょう。
ガソリンスタンド車検を受ける際の注意点
車検以外の修理の有無を確認 専門の整備士が常駐しているか ガソリンスタンドの車検は、原則は車検に通すための最低限の点検と整備を行いますが、まれに見積もりの際に車検に必要な箇所以外の整備や修理の提案を受けることがあります。もし修理の提案があっても、車検の費用を安く抑えたい場合は、その修理を車検と同時に行うのでなく車検を通した後でも修理できるか確認しましょう。 費用はかかりますが、今後も長く乗ることを考えて、提案された修理を実施するのもいいでしょう。ただし、提案された修理が特殊な機材を使うことがあると、ガソリンスタンドでは対応できない場合があります。その場合は車検を受け付けたガソリンスタンドから、ディーラーや整備工場などの別の業者に車を入庫させることになり時間がさらにかかってしまうので、予定をしっかり確認しましょう。
車検の費用をさらに抑える4つの方法
1. 複数のガソリンスタンドから見積もりをもらう 2. 普段から車を手入れしておく 3. ユーザー車検も検討してみる 4. 費用がかさんだら、買替えも検討する 車検には思ってもみない費用がかかってしまったりします。なるべく色々な所で調べてから車検を受ける・又は買い替えを検討するなどして下さい。無駄な費用がかかったら勿体ないですからね。私個人的には、普段からこまめに車の手入れをしていると「車検の時に何か言われそうだな」とか「車検時に交換だな」と大体の目安がつき、心の準備が期間があるのでまだマシかなと思っています。 とはいえ、車検時に「まじか・・・」なんて事もしばしば。。。 あくまで、私個人の意見なので皆様はよく調べてから車検検討してくださいね。